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フランスからスモールアイテムが入荷しました

2025. 10. 27 Mon

 

北フランスで出会ったスモールアイテムのある町

 

 

北フランスのフランドル地方。ベルギーとの国境近くにあるこの静かな古都で、いくつかのヴィンテージスモールアイテムに出会いました。

町のあちこちに残るのは、レンガ造りのフランドル様式建築。パリの街並みとはまた違った素朴さとあたたかみが感じられ、遠い昔にタイムスリップしたような気持ちになります。

 

 

 

 

ヨーロッパでは、古い建物を活かしながら暮らすことがあたりまえの文化として根づいていて、新築を見かけることはほとんどありません。どこかが壊れても直して使い続ける、その姿勢には、物とともに時間を重ねるという美意識が宿っているように思います。

通りに面した建物は、淡い色で丁寧に塗り重ねられ、街の景観と自然に調和しています。でもその裏側、バックヤードにまわると、また別の表情が現れます。レンガを積んで造られた家々がリズムよく並び、合間には草花や木々が風にそよいでいる——。

そんなささやかな風景のひとつひとつに、フランス人の飾らない美意識と、日々を慈しむ暮らし方が感じられました。

 

 

 

今回の旅で、特に記憶に残っているのは古いアパートメントの階段です。築年数の経った建物に必ず存在する階段が光と影の中に見せる曲線は、どこか彫刻のような美しさを感じさせました。

 

 

 

 

長い年月を経て人々が昇り降りを繰り返してきたそのステップには、暮らしの喜びや日常の重なりが染み込んでいるように見えました。すり減った段差にできた丸みやステップ天板の光沢が使い込まれた美しさとなって映り、その中にある人々の歴史を想像して深い感慨を覚えます。

 

 

 

 

この町で出会った小さなヴィンテージアイテムたちも、きっとそうした時間の中から生まれてきたものでしょう。古いものを愛し、丁寧に直しながら使い続けるという精神が、今も変わらずこの地に息づいている——そのことを感じながらアイテムたちを見ると特別な思いが生まれてきます。

 

 

 

 

現在コロニアルチェックでは、グラスや器などオンリーワンのビンテージ小物を展示しております。P&Cオンラインショップでは、その中でも選りすぐりのアイテムを販売しておりますので、ぜひこの機会にお買い求めください。

 

 

 

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