リネンとコットンの話
LINEN & COTTON

中厚地の平織リネン「Lina Blue Gray」は、その名の通りグレイがかったやわらかな水色が印象的なファブリック。
くすみ感のあるニュアンスカラーは、グレイでもブルーでもなく、その中間にあるあいまいな色合い。空の色にも霧の気配にも似た、静かな美しさを秘めています。
リネンならではの質感と、この曖昧な色が組み合わさることで空間に静けさと奥行きを感じさせます。素材と色合いが生み出す豊かな表情は、私たちの五感を魅了してしまいます。

外の明るさが生地の表面に映り込むと、織り柄がほんのりと浮かんで、何とも美しく空間に溶け込む存在に。
強く主張することないが、確かに美しい。そんな「Lina Blue Gray」は、ナチュラルで落ち着いたインテリアに調和しながら、空間にしっとりとした雰囲気を添えてくれます。

Lina Blue Gray /リナブルーグレイをローマンシェードとして仕立てた際に、生地のたたみ上がりに出来る丸みを帯びた柔らかなライン。そのアーチのような丸みはリネンならではの自然な風合いです。
シェードを引き上げるたびにできるリネン素材ならではの表情は、見た目の美しさだけでなく、感覚としての豊かさも運んでくれます。

リネンのローマンシェードは光を受けたときの透け感も見事で、まるで繊細なフィルターを通したような優しい光が室内に入ります。カーテンのドレープとはまた違った、でも同じくらい深く美しいリネン生地の魅力を味わうことができます。

中厚地で軽やかな平織のリネン生地「Lina Blue Gray」は軽やかな質感で、カーテンに仕立てればまるで繊細なドレスのように華奢なドレープを描きます。
ドレープの谷間に映るやわらかな影が美しく、時間帯や天候によってもその表情を変えます。

リネン生地は自然に下へと伸びていき、すっとまっすぐに垂れ下がる様子がとても美しいです。中厚地の質感は張りや硬さで形をつくるのではなく、素材自体の柔らかさと適度な重みが窓辺にやさしい流れを描きます。
たとえば、ドレープ(ひだ)ができる部分では、布の曲線にそってやわらかな陰影が生まれ、視覚的にも奥行きと表情が感じられるようになります。

「Lina Blue Gray」は、静けさ・落ち着き・柔らかさを求める空間づくりにぴったりのファブリック。リネンの呼吸するような質感、あいまいで奥行きのある色、そして日常に寄り添うナチュラルな佇まい。
これらすべてが融合することで“窓まわりを覆う布”ではなく、空間に余白と美しさを生み出してくれます。
カーテンでも、ローマンシェードでも。「Lina Blue Gray」を選ぶことは、空間に静けさと余韻をもたらすという選択です。
ブルーグレイのカーテンは、その明るすぎないトーンが光を和らげながら空間を引き締め、ブルーの静けさとグレイの穏やかさが混ざった色調がリラックス効果を与えてくれます。目立ちすぎず、でも確かに存在感のあるものが欲しいとき、ブルーグレイのカーテンは空間をスタイリッシュに整えてくれます。
